ごあいさつ

ごあいさつ

施設長挨拶

 こどもデイサービスわこうは、2016年7月に皆生通り事業所を開設し、2020年3月には2事業所目となる住吉事業所を開設致しました。ひとえに日頃からご支援、ご協力いただいておりますご家族の皆様、関係各社の皆様、携わってくださった皆様のご尽力の賜物と、心から感謝申し上げます。

 

 わこうでは、さまざまな「活動」を提供しています。さまざまなことにチャレンジする中で、子どもさんの主体性は育まれ、状況に応じた対応力を獲得し、将来もっと広い社会で生活していくための基礎的な能力を身に着けていく練習にもなります。「活動」は子どもさんの発達にとって、とても重要です。友人たちとの「活動(遊び)」の中で、さまざまな経験を積むことができるからです。

 

 友人たちとの「活動(遊び)」を通じて、仲良く遊ぶためにはルールを守る必要があること、社会には色々なルールやマナーがあることを学んでいきます。時にはケンカをし仲直りをして、人との関係性の築き方を学んでいきます。友人に受け入れられる体験を通じて、皆少しずつ「自分」というものに気付き、自分自身を受け入れていきます。「自分を知る(気づく)こと」は、簡単なようで難しく、大人の私たちでも、ふとした時に新たな自分の一面に気付かされることもあります。生きていれば、人との関わりに辛さを感じることもあるかもしれませんが、楽しさや喜びを感じさせてくれるのもまた人です。だからこそ、お友達といっぱい遊んで、自分の周りにいる人たちを大切に思うことができる心を育んでほしいと思います。その心は愛他的体験へと繋がり、自尊心の獲得にも繋がっていきます。また、自分を知ることで、苦手なことをするにしても、こんな工夫さえあればできる!こんな助けさえあれば、僕・私にもできる!ということも増えてくるでしょう。自分でできることが少しずつ増えてくると、新たな意欲や自信も芽生えてきます。

 

 お子さまの中には集団が苦手という子、一人遊びが好きな子、個別的な療育が必要な子等もおられます。個々の特性に応じた支援はもちろん大切ですが、わこうでは「集団」から得られる体験も重視しています。誰かと一緒に何かをするという共有体験には、「個別」では得られない多くの力があります。集団の中で友人の姿を参考・模倣し、人との距離感や生活技能などの獲得に繋がることもあります。「こういう風にすればいいんだ」と修正したり、「このやり方でいいんだ」と自分自身のやり方を肯定したり、自分の置かれている現状を知るための現実検討に繋がることもあります。

 

 子どもさんの目標を考えるとき、どうしても大人の思いが先行してしまう現状があります。ご家族、学校の先生方等と共に、子どもさんの成長を近くで見守りながら、子どもさんに寄り添い、子どもさんの思いに耳を傾け、たくさんの可能性を引き出していけるようスタッフ一同努めてまいります。

 

 家庭、学校、放課後等デイサービス、習い事と、生活は連続しています。子どもさん、ご家族を地域で支えるネットワークの一つとして、放課後等デイサービスの役割を担っていけるよう、皆さんと共に歩んでまいります。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

 

株式会社わこう介護サービス      
こどもデイサービスわこう皆生通り・住吉
施設長 廣瀬晃子

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